さらにさらに追記しました。ネタバレですよ。ダークナイトライジングの感想。

超絶ネタバレ注意。観てない人はPC落として今すぐ観にいけ。前作観てない人はそっからだぞ!




細かいツッコミは置いといて、一番気になってたところを、自分なりに答えが出せたのでまとめ。
因みに映画は最低限二回は見ないと理解できないアホなので、間違ってるところもあるかも。ビギンズとダークナイトは観てます。


ライジングのラストでバットに核爆弾を吊るす場面、「自動操縦はない」と名言するバットマン。残された道は自身が手動で操縦するしかなく、ゴッサムを救うためにバットマンは命を落とす。
バットマンの正体を知る少人数でブルースの葬儀が行われ、エンディング。
と思いきや、フォックスと部下のやりとりが映し出され、半年前にブルース・ウェインの手で自動操縦のパッチが当てられていたことが判明。死んだと思われていたブルースは生きており、アルフレッドの白昼夢がようやく現実になる、というオチ。


何故、半年前にブルースが自ら自動操縦の整備をしていたにも関わらず自動操縦はないと嘘をついたのか?アホなのでブルースの辻褄の合わない言動にかなり混乱させられました。


俺の最初の解釈は、監督はダークナイトシリーズの完結としてバットマンを死なせたかった。しかしジャスティスリーグや大人の都合で自分の描いたストーリー通りに映画が作れなくなってしまった。なので含みを持たせた表現で半ば無理やりブルースを生きていることにした。
つまり、本来のライジング史では、ブルース・ウェインは死亡。ブレイクは新ヒーローのロビンなりバットマンを継ぐなりして活躍する(であろう)。アルフレッドは永遠に満たされることのない願望と十字架を背負い、生きていく(いくらなんでも気の毒すぎるだろ…)。ゴードンはライトが新品になった!?ラッキー!テンション上がっちゃうね!(よかったね)。セリーナは俺の横で寝息を立てている。と言うもの。


ルフレッドがあんまりだけどブルース・ウェインバットマンの死で視聴者に喪失感を与え、ブルースからゴードン(観客)にヒーロー観を示し、「バットマンには誰でもなれる」でブレイクが仲間(orバットマンの後継者)となることでこれからもゴッサムは見守られるという、ロビン ライジング。
シリーズの完結として伝説が、壮絶に、終わると言う意味でアリではないか。





ただ、上記の考えだと、どうしてもアルフレッドの最後のシーンが引っかかる。何故あのシーンでブルースの隣に居るのがセリーナなのか。
ブルースがセリーナを選ぶとしたらそれは男として十分過ぎるほどわかるものの、あれがアルフレッドの白昼夢だとしたら、隣に居るのはレイチェルで、更に子供も居るはず。。

なのであのシーンは現実と考えるべき。




で、再び考え直した答えがこちら。

バットマンの最後の虚言は自分を死んだことに思わせるため
ゴードン経由で表向きはブルース・ウェインバットマンを死んだことにし、破滅への道しか見えていなかったブルースがライジングし、その他の道を見つけてエンド、というもの。
バットマン自身は、上にもあるように「誰でもヒーローになれる」のでロビンなどがバットマンを継ぐなり新たなヒーローになるなりで街を守る。バットシグナルが直っていることでゴードンもそのことは知っているし、正体は気にしないみたいなので中の人が違っても多分、大丈夫だろう、熱い男はお気に入りっぽいし。
ブルースがセリーナを選ぶってのはいくらなんでもご都合すぎないかって気もするけど、あのケツを見たらそんな思いはどーでもよくなるよね!!!!!最後のレストランでつけてるネックレスは真珠なんだろうね、遠目ですっごく見難いけど。

バットマンが死んでエンドっていうのも、伝説が壮絶に終わっちゃう的にはいいと思うけど、いくらなんでもアルフレッドが気の毒すぎるので、よかったんじゃないかな。ゴードンとバットマンの最後の絡みもぐっと来るけど、アルフレッドが真実を伝えるところとかも・・ね・・。そういう意味ではブルースが生きててよかった。これが俺の出した答え。


ダークナイトライジング』よかったーよかったー。確実に、お値段以上に楽しめる映画でしたよ!!!!!!!!!!
地元近くの映画館でライジングが公開終了とのことで観てきたけど、レイトショーにも関わらず、結構人が入ってた。愛されてるなぁ、ライジング。いい映画が大きいスクリーンで観れてよかった。アベンジャーズも面白いし、いい映画だけど、感想や解説をネットとかで調べて楽しめた分を含めるとライジングの方に軍配が上がる。ほんと、それくらいよかった。





感想目当てで色んなブログを徘徊してたら、ダークナイトシリーズとしてバットマン ビギンズダークナイト ビギンズってタイトルが正解なんじゃないか、監督は続編のことを考えてなかったんじゃないか、みたいなのがあったけど、ビギンズのバットマンダークナイトじゃないからあれであってる。2作目からがダークナイトがビギンズで、今作はブルース・ウェイン、(ブルースウェインの)バットマン、ロビン ライジングでしょう。


あと、細かいところだけど、なんでブレイクがゴードンをすぐ見つけられたのか疑問だったけど、あれはジミー(孤児院でバスケを教えてた子)が見つかったところに機転を利かせてすぐに向かったからなのかな、多分。セリーナもすっごくよかったけど、ブレイクも好き。ゴードンの病室に向かうシーンのすばやいことすばやいこと。演技もいいし、かこいい!

「皆殺し」にされちゃうときの『誰だこのオッサン』と思ってた警官は多分、フォーリー。全体的にライジングは話が難しいのもあるけど、わかりにくいよ!!






最後に、散々書いてきた「自動操縦はない」件のただしい答えは、バットマンが「No auto pilot」と言っているので英語だと『自動操縦はない』と言っているようにも『自動操縦で行く』と言っているともとれるってことでした。日本語訳で「自動操縦はない」と訳してるのは 訳が 壮絶に やっちゃった 感がある。せめて「これしか方法はない」くらいにしておいてくれないとおかしいと思うんですけど。
でもこれを3人くらいに質問してもみんな反応が薄く、納得してくれたのも1人くらいに感じられたので、これくらいみんなどうでもいいのかな。

長々と読んでくれた人はありがとうございました。更新が壮絶に遅くなってごめんなさい。










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アンゼたかし